学戸小学校校歌は山田耕筰が作曲し、サトウハチローが作詞しました。
蟹江町内のもと教育委員、山田清三さん(故人)が、耕筰に作曲を依頼したのは、1952(昭和27)年。蟹江小学校は明治5年に開校しながら校歌がなかったため、山田さんが詩人の白鳥省吾氏(故人)に依頼した文語体の作品を持って東京の耕筰を訪ねた。
耕筰は、祖母が今村(現在の蟹江町今)の出身だったこともあり、この依頼を快諾。だが、「小学校の校歌は口語体の方がいい」とアドバイスし、作詞家のサトウハチロー氏(故人)を紹介していただき、二人の作詞、作曲で翌53年に同校の校歌ができあがった。現在、町内の5小学校とも同じ歌各節終わりにくる学校名がのみがそれぞれの学校名となっている。
【2000年9月26日 中日新聞 尾張版より】
1.
すずめは屋根から カラスは木から
毎朝カバンを ながめてる
春にはつばめが 秋にはもずが
帽子のきしょうを のぞいてる
小鳥よお聞きよ 教えてあげよ
明るい学校 学戸小学校 ![]()
2.
ずらりと並んだ ガラスのおまど
中から聞こえる もれてくる
毎日毎日 かわいい声で
いろはにほへとや あいうえお
だれもが一度は おぼえることば
明るい学校 学戸小学校 ![]()
3.
草の芽 草の葉 すくすく育つ
負けずに みんなも伸びていく
木枯らしふくころ 草の葉かれる
みんなは枯れずに また伸びる
元気な友達 やさしい先生
明るい学校 学戸小学校 ![]()
4.
一二の三四は 算数 体操
ピアノで覚える 歌の数
外でも勉強 トンボにチョウチョ
タンポポ ひまわり 菊の花
くわしく調べて 互いに話す
明るい学校 学戸小学校 ![]()
5.
春夏秋冬 風ふく朝も
雨でも雪でも みぞれでも
あの子もこの子も こんちは おはよう
えらいぞ はげめと 鐘が鳴る
雀がみている からすがのぞく
明るい学校 学戸小学校 ![]()

